・お餅は食べて良い?

お正月に餅を食べるのは、平安時代に宮中で健康と長寿を
祈願して行われた正月行事「歯固めの儀」に由来します。

もともと餅は、ハレの日に神さまに捧げる神聖な食べ物でした。

又、餅は長く延びて切れないことから、長寿を願う意味も含まれています。

年神様に供えた餅を神棚から下ろしお供え物をいただくことで、
一年の無病息災を祈る気持ちが込められています。


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そんなお餅ですが噛まないですぐに飲み込んでしまうと
消化に良くないです。ですから、よく噛んで食べる様にすれば大丈夫です。

噛む自信がない方は、お餅をトロトロになるまで煮込んで
から食べると良いです。

実は、ご飯に比べてお餅は消化が良いです。

餅は十分にもち米を蒸し、その上さらにつき上げるため、
ご飯に比べて密度がたいへん高くなっています。

それを再び煮たり、焼いたりして食べるので、消化が良いのです。

ただし、豆餅に入っている豆は食物繊維が多く含むので、
消化が悪く時間がかかります。

更には豆の薄皮は消化が悪いため、便となって
排出されるまでに12時間以上掛かります。

豆餅は、控えた方が良いでしょう。

正月おせち料理で控えたいもの

・松前漬け

松前漬けに入っているイカは、消化に時間が掛かり胃の中で長くとどまる事から、
他の食べ物の消化の邪魔をすることになります。

特に正月は、種類豊富に食材を食べるので、余計に消化の邪魔をします。
イカは噛んでも噛みきれないくらい固いので、控えた方が良いでしょう。

・栗きんとん

栗は食物繊維が多いので、食べ過ぎると消化に悪いです。
少量にとどめておきたいです。

きんとんには砂糖が多く含まれています。
きんとんの甘さは、胃に負担をかけて、胃酸の分泌を過剰にしてしまいます。

・黒豆

黒豆は少量食べる分には、胃腸の働きが活発にしていいのですが、
食べ過ぎると胃腸の負担になり消化不良を起こしてしまいます。

・紅白なます

紅白なますを作るには、大量の酢を使います。

酢の主成分である酸の強さは胃の粘膜を刺激して胃を荒らします。
また酸が、胃を刺激して、胃酸の分泌を促します。

紅白なますは、食べた時に顕著に酸っぱいと感じるので、
それを受け止める胃の刺激は相当なものであることが推測できます。

また、大根や人参を生食で食べるので消化の面でも少々負担になります。

・数の子、イクラ

数の子はタンパク質、ヨードなどに富み、栄養価は高いが、
卵膜がケラチンのため消化されにくいです。

イクラの皮は消化されにくいです。

・タコ

タコは消化に悪いです。

よく噛んで、砕いて、柔らかくしてから飲み込めば良いですが、
それができる人は少なく、噛み切れていない段階で飲み込んでしまうので
食べない方が良いでしょう。

・昆布巻き

昆布等の海草類に含まれるアルギン酸は、消化管中で
食物中のナトリウムと化合し一部がアルギン酸ナトリウムに変化します。

アルギン酸ナトリウムは人間の腸管内の消化酵素では
分解できないため便として排出されます。

・れんこん

レンコンに豊富に含まれる食物繊維であるセルロースは、
腸内で消化されにくい成分です。

人間の身体では食物繊維の消化はできません。

・脂身の多い刺身

中トロ、ビントロ、本マグロ、サーモンなどで脂身が多い
刺身は控えたいです。

赤身の多いマグロや白身魚の鯛の刺身を食べると良いでしょう。

・ハム

ハムなどの加工肉は、動物性の脂分が非常に多く、
また塩分もかなり多めに含まれていることから消化に時間がかかり、
胃に大きな負担をかけてしまうことになります。


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お雑煮で控えたい食材

・ゴボウ

ゴボウは繊維が頑丈で、胃腸が弱い人には、お腹がゴロゴロしやすいです。

ゴボウの繊維であるセルロースは、分解できる消化酵素を、
人はあまり持っておりませんので消化に時間が掛かります。

また硬い食べ物ですので、胃の負担になります。

・ネギ

ネギは刺激の強さから胃腸の粘膜が荒れたり、
胃もたれや腹痛、下痢をを引き起こすこともあります。

特に生食は避けたいです、雑煮に生のネギを刻んで入れるのは控えましょう。

ただ熱を通おせば胃に優しい状態になります。
熱を通しても食べ過ぎは注意です。

・生椎茸

椎茸などのキノコ類は人間の持っている酵素では分解できない、
食物繊維が豊富ですので消化悪いです。

まとめ

雑煮自体は食べても大丈夫です。

入れる具材は、大根、ニンジン、サトイモもしくは八頭、
白菜、脂身の少ない豚肉、三つ葉辺りで作ると良いですね。

正月おせち料理で食べて良いもの

・かまぼこ

かまぼこは、魚の肉をミキサーや擂潰機(らいかいき)などにかけて、
細かくすりつぶす工程を経て製品化しています。

魚肉をペースト状にするので、筋肉繊維がすりつぶされて非常に消化吸収が良いです。

・伊達巻

江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」です。

フワフワとしてカステラの様に柔らかく食べる事ができるので、
口どけも良いので胃の負担にはならないと考えます。

糖質ゼロや糖質50%オフなど、甘さ控えめのものを選ぶと良いでしょう。
砂糖が入っていますので食べ過ぎには注意したいです。

まとめ

正月おせち料理は、1年に1度きりしか食べられないので、
あれもこれも欲張って食べてしまいがちですが、
逆流性食道炎の人は食べて良いものと悪いものの区別を
つけておかないと、症状が悪化します。

日本の正月では、食卓を豪華に彩る事が当たり前で
誘惑に負けてしまいそうになりますが、そこは我慢しなければなりません。

また、逆流性食道炎でない人も特に正月は1年で最も飲み食いし、
ゴロゴロと横になるので胸やけが起きやすいです。

正月は病院が休みですので、市販薬のガスター10などで対処することになります。

ただ、ガスター10は軽い胸やけは凌げますが、チリチリと焼ける様な
強い胸やけには効き目が弱く症状を抑えきれません。

救急医療センターの医師は個人差があり、消化器系専門でない内科医ですと
胃酸抑制剤もガスター錠やタケプロンを出してきたりする場合があります。

正月の胸やけが起こると3日間は、まともに効く薬を飲めずに
辛い症状に悩まされる方もいるので、注意が必要です。

少しでも胸が重たいと感じたら、胃酸が過剰に分泌されている状態ですので、
食べるのを控えた方が良いでしょう。

胸が重たい状態で無理やり食べ続けると、胸やけが起きて、
なかなか症状が治まらなくなります。