胃の粘液は、ムチンという物質で作られています。

胃の粘膜にはムチンが含まれているため、
強い酸性を持つ胃酸から自らを守る機能を果たしています。

ムチンは人間の体内にも存在しており、
主に涙や胃腸や鼻などの粘膜に多く含まれています。

よってムチンを摂取することでドライアイを予防したり、
免疫力を向上させたりすることが期待されているのです。

ムチンが粘膜を保護することによって、
様々な病気の予防につながります。


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ムチンを多く含む食べ物の粘膜保護作用は?

ムチンを含む食品を食べると、胃の粘膜保護が強まります。
ムチンは胃炎や胃潰瘍の予防効果が期待できます。

それに加えて呼吸器の粘膜に作用し、風邪やアレルギーの予防にもなります。

ムチンを多く含む食べ物

・納豆

納豆のネバネバとした粘り気の正体は、多糖類(水溶性食物繊維)と
タンパク質が結合した「ムチン」という成分です。

高分子が絡み合うことで粘りが出ますが、
熱に弱く、加熱すると粘り気が落ちます。

納豆は大豆ですので消化が良いわけではありませんが、
胃の粘膜保護には良いので、逆流性食道炎が重い
状態でなければ食べても大丈夫です。

通常の小粒、大粒納豆ですと胸が重くなる方もいます、
その場合は細かく刻まれた「ひきわり納豆」が良いです。

・長いも

長芋がネバネバなのはムチンっという成分です、
このムチンは熱に弱いので長芋を加熱すると
熱を加えてない時より、ムチンが失われて栄養価が下がります。

長芋を食べるなら生が基本となります。

長芋は、アミラーゼやジアスターゼ、ウレアーゼ、
オキシターゼなど多くの消化酵素も含んでいますので
消化促進作用が抜群ですので逆流性食道炎でも食べて大丈夫です。

・なめこ

なめこの「ぬめり」は、ムチンによるものです。
なめこを水で洗う際はぬめりを落としすぎないようにしましょう。

なめこはあまり消化がよくありませんから、消化酵素を多く含む
大根おろし汁を、なめこ味噌汁に入れて一緒に食べると良いでしょう。


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・レンコン

レンコンを切ると糸を引くのはレンコンに含まれる
ムチンという粘質物によるものです。

レンコンにはポリフェノールの1種とされるタンニンが含まれています。
タンニンは炎症を抑える働きや止血作用があります。

タンニンにより胃腸の炎症を抑えたり、潰瘍の予防に効果が期待できます。

このタンニンとムチンが複合して働く事で、胃腸トラブルの予防や
胃腸機能改善や消化促進に役立ちします。

レンコンは食物繊維が豊富で消化に悪く逆流性食道炎には
敬遠されがちですが、胃腸に良い影響をもたらす食材でもあります。

消化を懸念するならレンコンを「すりおろし」して調理するのも一つの手段であります。

・サトイモ

里芋のヌルヌルとした粘性物質は、ガラクタンやムチンといわれる成分です。
ガラクタンは、肝臓の機能を強化する効果があります。

里芋は消化に良いですが、柔らかくなるまで煮てから食べましょう。

・オクラ

オクラなどのネバネバはムチンです。

オクラのネバネバ成分には、他にもガラクタン、アラバン、
ペクチンなどといった食物繊維が含まれています。

オクラの食物繊維は、不溶性3.6g:水溶性1.4gと比較的バランスのとれた量で、
これら食物繊維には整腸作用があり、便秘を予防・解消する効能があります。

オクラは食物繊維が豊富で消化に悪いですが、
細かく刻んで食べる事で胃腸への負担軽減となります。

・モロヘイヤ

モロヘイヤをゆでるとヌルヌルとぬめりが出てきますが、これはムチンです。

モロヘイヤは繊維質が多いので、細かく刻んで味噌汁に入れるのが良いでしょう。
葉っぱの「ぬめり」が胃に良いので、固い茎は捨てた方が良いでしょう。

まとめ

ムチンは胃の粘膜を守っていて、胃炎や胃潰瘍などの病気の予防をしてくれます。

胃腸は精神的な影響を受けやすい臓器でストレスなどが増えると、
粘液の分泌が低下します。

また、暴飲暴食、喫煙、飲酒、香辛料などの刺激物やカフェインの
過剰摂取といった生活習慣も、胃炎や胃潰瘍を引き起こす要因となります。

胃の粘液がうまく分泌されていない時は、粘膜の働きが低下し、
強い酸性を持つ胃酸からのダメージを受けやすくなります。

ムチン食べ物から摂取することで、胃の粘膜を正常に保ち、
胃炎や胃潰瘍の発生を防ぐことができます。

胃腸が弱っていて、甘いもの、油っこいもの、脂っこい肉や魚などを
食べると胃が痛くなるという方は、ムチンが多く含まれた食べ物を
積極的に摂るようにしましょう。