恵命我神散とは?

恵命我神散という生薬製剤が市販薬として全国各地の薬局で売られています。

この恵命我神散は、胃の働きを活発にし、胆汁分泌を促進し脂肪の消化を高め胃粘膜を修復する作用のある莪蒁(ガジュツ)末と、消化管粘膜を保護する働きのある真昆布末に、添加物としてウコン末とショウキョウ末を配合した生薬製剤です。

特に、胃の働きが弱く、胃がもたれた感じの症状の方に効き目がある胃腸薬です。荒れた胃粘膜下の血流も高めるため、粘膜保護作用と修復作用にも優れ、抗炎症作用のある精油成分が炎症症状の改善にも期待できます。

恵命我神散の特徴

  • 独特の香りと苦みを持つ生薬で胃腸の働きを高め、消化・吸収を助けます。
  • 消化管のぜんどう運動を高めます。
  • 消化管粘膜の血流を整えます。
  • 胃散から胃を守るための粘膜保護機能を保ち、低下した消化管の機能を高めます。

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ガジュツとは?

ガジュツとは、ショウガ科の多年草でウコンの仲間です。

よく知られているのは、秋に花が咲く秋ウコンですが、ガジュツは夏に花を咲かせます。花は一見同じように見えるのですが、違いはその根茎にあります。

秋ウコンの根茎は黄色ですが、ガジュツの根茎は紫色なのです。その為、ガジュツは別名「紫ウコン」といわれています。

紫ウコン=ガジュツは特効成分が多く含まれているので、中国初の医学書「神農本草経」においても上薬に位置づけられているすばらしいものです。ヒマラヤ原産で、屋久島・奄美大島・沖縄など日本でも栽培されています。

近年、ガンの治療や予防の効能があるとされ、とても注目を集めています。

ウコンの通り名として、「自然が産み出した万能薬」というものがあるのですが、ガジュツ(紫ウコン)はそんななかでも胃の働きを改善するというアプローチから、いろんな身体の症状の改善に波及してくれます。

恵命我神散の成分と働き

恵命我神散は生薬ガジュツを主成分としており、マコンブ、ウコン、ショウキョウとすべて自然の成分で作られております。

屋久島ガジュツは、通称・紫ウコンと呼ばれております。古くから薬効は知られており、様々な健康管理に使用されてきました。

生薬・成分
ガジュツ(ショウガ科)はたらき:健胃、胆汁分泌促進
生産地:屋久島、種子島
真昆布(コンブ科)はたらき:消化管粘膜保護
生産地:北海道函館白口浜
矯味剤
矯味薬(苦い薬物に添加して飲みやすくするもの。糖類がよく用いられる。)
ウコン(ショウガ科)はたらき:芳香
生産地:屋久島
生姜(ショウガ科)はたらき:芳香

成分分量

成分分量働き
莪蒁(ガジュツ)末2,500mgショウガ科ガジュツの根茎より製した生薬。味は苦く清涼感があります。
胃のはたらきをたかめて消化を助けます。胃粘膜血流をたかめ胃粘膜障害を改善します。胆汁分泌を促進して脂肪の消化を助けます。
真昆布末100mgコンブ科マコンブの茎葉より製した生薬。胃・消化管粘膜を保護して弱った胃腸の回復を助けます。

(散剤)添加物としてウコン末、ショウキョウ末、結晶セルロースを含む。
(細粒)添加物としてウコン末、ショウキョウ末、部分アルファー化デンプンを含む

 

恵命我神散の1包3g中の2500mg中は莪蒁(ガジュツ)末の分量が占めます。実に83%以上をガジュツが割合として占めることになります。

恵命我神散は、ガジュツの力が大きい生薬です。この恵命我神散の原料として使用しているガジュツは、屋久島・種子島産のみに限定しています。

さんさんとふり注ぐ南国の太陽と、肥沃な大地、良質な天然水で育まれた屋久島のガジュツは、生命力が違うことでしょう。屋久島の中の太陽の下で元氣いっぱいに育ったガジュツには、人を元気にする力が宿っていることを信じています。

恵命我神散の種類

恵命我神散自体は同じですが、粉のタイプと粒のタイプ2種類あります。

恵命我神散(散剤)

「良薬は口に苦し」と言われる「ことわざ」があります。良い薬ほど苦くて飲みづらいが、病気を直すには優れた効き目があるという意味です。

散剤の方は、苦みをダイレクトに感じることができるので、「苦い=良い薬」であることを実感できます。

恵命我神散(細粒)

粒タイプの方は、口の中に残らないので飲みやすくなっています。口に残らずにグッと飲み込むことができるので、粉の様に苦みが口の中で広がる様な感覚がありません。

細粒タイプは、苦みが苦手で吐き気がしてきてしまう方向けです。また、旅行や外出する場面などは粒タイプの方が、飲みやすいので向いています。

恵命我神散の効果

  • 食欲不振
  • 胃部・腹部膨満感
  • 消化不良
  • 胃弱
  • 食べ過ぎ、飲みすぎた時
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • 胸つかえ
  • 吐き気、嘔吐

これらは全て逆流性食道炎の症状として出るものですので、恵命我神散は逆流性食道炎にマッチした生薬製剤であると言えます。

逆流性食道炎でない場合でも、単発で胃の不調が出た時に飲むことができます。

ガジュツが胃腸病の全般へ対応した生薬です。上部消化管での胃や十二指腸の動きを活発にする働きが認められます。

昔の漢方の文献には、上部消化管での食べ物の「滞宿」の改善、つまり物が詰まった感じを解消する作用では、ガジュツはウコンより遥かに強い薬効を示すと書かれています。

食べすぎで胃がもたれた時にガジュツを飲むと、消化が活発になります。食物の停滞は起こりませんので、「胸やけ、ゲップ、呑酸、吐き気」などの症状を消失させることは可能です。


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恵命我神散は逆流性食道炎に効果と即効性はある?

恵命我神散を、逆流性食道炎の症状が出る時に飲んでみましたが即効で抑える効果はありました。

特に、吐き気、胃もたれ、消化不良などの症状への効果がありました。吐き気を抑えるツムラの漢方薬よりも恵命我神散の方が即効性と強さがあります。

恵命我神散を飲んで1時間以内に症状改善することができましたので、比較的早く効き目が現れる生薬です。

逆流性食道炎は、消化の悪いものや油料理を食べて吐き気が襲ってくる懸念がある病気ですので、恵命我神散は頼もしい助っ人になってくれます。

どんなに強い胃酸抑制剤でも、吐き気までは抑えることができない欠点がありますので、恵命我神散というものが補助として活躍できると思います。

逆流性食道炎の症状を病院で訴えても、胃酸抑制剤だけで対処されてしまいますが、それだけではカバーしれきない部分が出てきます。恵命我神散は、まさに「痒い所に手が届く」様な生薬であり、胃酸抑制剤単独で抑えられなかった症状を軽減させる効果が期待できます。

恵命我神散は即効性があるので、「食べたいものを食べて吐き気が出たらどうしよう」と恐れることが軽減されます。それにより、どこまでの範囲で食べられるかをチャレンジすることができます。

どんどんチャレンジをして、食べられる範囲を広げることによって、食べることへの喜びや楽しさを追及することができたら幸いです。

恵命我神散は機能性ディスペプシアにおすすめ

明らかなる胃の不調が続いているにも関わらず、胃カメラでは胃や食道に異常が見つからず、胃酸抑制剤を半年以上飲み続けているのに、一向に回復の兆しが見えない様な方には、恵命我神散を試してみる価値があります。

胃カメラで異常がなくても、「ゲップ、喉の詰まり、呑酸、吐き気」などが慢性化してしまうことはあります。その場合、胃酸抑制剤を飲み続けても根本的な改善にはならず寛解方向へ向かわず、いつまでも症状が付きまとってしまう場合があります。

機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。

機能性ディスペプシアは、生命にかかわる病気ではありませんが、日々の辛い症状が長引き、生活の質を大きく低下させてしまう病気ですので、長期化させるのは良くありません。

恵命我神散の飲み方

薬剤を口に含ませてから水または白湯で飲み込んでも良いですが、粉タイプの場合は苦みを強く感じたり、薬剤の粉末が気管に入りむせたりします。

水または白湯を口に含み、薬を口中でよくなじませてからお飲みいただくと服用しやすくなります。

もう一つの方法としては、水や白湯を入れたコップに薬を溶かし、よく混ぜてから飲みます。

既に粉末を水に溶かしているので、一気に飲むことができるので、苦みを感じる時間を最小限にとどめることができます。

苦みに対する懸念が強い人は、粉末を口に入れてから水を飲む方法はおすすめできません。先に粉末を口に含めると強烈な苦みを感じやすいので、粉末を水に溶かしてから一気飲みした方が良いです。

良い薬でも飲むのが嫌になってしまえば、症状を抑える選択肢の一つを失うことになりますので、飲み方の工夫というのは大事なことです。

恵命我神散の味

恵命我神散の味は、とにかく苦味が強くあります。これはガジュツ・ウコンの根茎の苦味ですので問題ありません。

美味しいと感じるような苦みではないので味わう余裕はありません。一気に飲み干して、水で口の中をゆすぎたくなるくらい苦いです。

ショウガ科の生薬ガジュツ独特の芳香と苦みが、胃の働きを高め、胃の排出能力を高めますので、苦みは自分の体を助けれくれるものですので、割り切って飲みましょう。

逆に苦みが強いからこそ、よく効く薬であることを実感できます。

吐き気がある場合は、苦みが良い意味で刺激となり、爽快感が溢れる人もいます。単調なリズムに一発の刺激を入れることで流れというものは変わってくるものです。

ガジュツの副作用は?

ガジュツは、「日本薬局方」に記載された生薬です。紀元前一世紀頃に編纂された中国最古の薬書「神農本草経」の中で、薬の用い方の総論を述べ、各論では356種の薬物を、上薬・中薬・下薬の3つに分類されます。

ガジュツは、その中の上薬に分類されます。上薬は神仏薬とされているように、長い年月にわたって引用された歴史から、漢方の生薬の中でも最上級のランクに位置づけられたものです。

種類内容解説
上薬(神仏薬)命を養い不老長寿を導くいくら飲んでも副作用が無く、何年飲み続けてもかまわない。
中薬(強壮薬)性を養うまだ病気にかかっていない人が使う強壮強制の薬。成分がやや強めで、時と場合により副作用がでる可能性がある。
下薬(治療薬)病を治す病気にかかった人がこれを治すために飲む治療薬。従って毒も含まれていることから、長く続けて飲んではいけない。

ガジュツは、肝硬変や肝障害などの肝臓に障害がある方は注意が必要です。

これらの肝臓に障害をお持ちの方がガジュツやウコンを摂取すると、ガジュツの代謝物が肝臓に負担をかけて結果的に、更に悪くなる事があります。

肝臓に障害がなくても、、お酒を多く飲む場合にガジュツを多く摂るのも注意が必要です。お酒を大量に飲みガジュツを一度に多く服用すると肝臓に負担をかけてしまいます。

肝臓も悪くない、お酒も飲まない場合は、副作用は少ない生薬です。恵命我神散を飲んで、下痢や便秘などになることもなく、副作用は出なかったです。

恵命我神散の販売店は?

恵命我神散は、全国各地の薬局で販売されていますが、全ての薬局で取り扱いしておりません。

お取扱い店舗検索をして、販売しているか事前にチェックしておきましょう。

http://www.keimeido.co.jp/shop/