逆流性食道炎になると、薬を飲み続けても完治に至らず、完治までの見通しが立たないということがあります。こんな状況がいつまで続くのかと苦悩と葛藤を繰り返し、パニックになったり、絶望的になったりしてしまう場合があります。

逆流性食道炎は、ゴールというゴールが見えてこない病気です。一度なってしまうと、一旦は良くなっても、食べ物や飲み物によって再発を繰り返しやすい特徴もあります。

逆流性食道炎は、「短期で治るはず」という考え方を切り捨てることで、短気で治らないことにイライラしたり、長いと感じたり、どうしていいか分からなくなったりすることがなくなります。

逆流性食道炎は、「長期を覚悟して徐々に症状なしを目指していく」という風に考えるのが理想です。

特に重症化した場合の方程に症状は長引きます。「激しい胸焼けに見舞われた」「ゲップがとにかく出る」「酸っぱい液体が出続けて気分が冴えない日が続く」など、極度の症状が出ている人は、短期的解決は極めて難しいものでありますので、「長期戦」を早い段階で覚悟しておくことが大事となってきます。

着地点をどうするか?

逆流性食道炎のゴールは完全なる完治ではなく、まずは症状が出ない状態を目指すところから始めましょう。

どうしても再発は否めない病気ですので、症状が出なくなり日常生活を過ごす中で、逆流性食道炎であることを忘れて過ごせるところまで回復させることをまずは目指していきましょう。

症状なしは月単位で経過をみて、半年~1年~1年半~2年くらいかけて、ゆっくりと治していきます。

食生活が乱れていない限り、状態が悪くなっていくことはありません。日に日に状態は着実に良くなっていきます。

薬は中止した状態で症状なしが理想

薬に依存してしまうと、3年、5年、10年と長期的に飲み続けるようになります。薬が生活の一部となってしまうのです。これは、望ましいことではありません。

薬はあくまでも一時凌ぎに過ぎません。最終的には自力でコントロールしていくことが望ましいです。

薬を飲み続けて症状なしで安定しているのと、薬なしでも症状なしで安定しているのとでは訳が違います。

薬は医師の意向次第なところもありますが、薬を止めるように努力して仕向けさせるのは本人次第です。結局のところ、病院に定期的に通院することが当たり前となり落ち着いてしまうことが一番恐ろしいのです。

薬で症状が出ないから飲み続けてればそれで良いという考えには私は賛成できません。それは薬に副作用がつきもので、胃酸を抑える代わりに新たな弊害を生み出しているからです。

人間の体は、そもそも薬に適応しているわけではないので、薬によって体本来の機能を停滞させてしまうことは否めません。薬のベネフィットにリスクはつきものである以上は、薬を手放すタイミングを見計らうことが大切になってきます。

まとめ

逆流性食道炎は今日明日に何とかなる様な病気ではありません。1か月後2ヶ月後・・・半年後・・・1年後など先を見据えて治療に励む必要があります。

1週間や2週間で治らないからと言って、「もう一生治らないのか?」「取り返しのつかないことをしてしまった」「未来に希望を持てない」など悲観的にならないようにしてください。

1ヶ月間で大きく完治までみえるものではありませんが、年単位で完治に近い状態にまで治ることは可能ですので、行く先を明るいライトで照らしながら日々の治療を励んでいきましょう。