逆流性食道炎が最新の治療薬でも治らない?

2015年2月に最新の治療薬としてタケキャブが発売しましたが、そのタケキャブを飲んでも逆流性食道炎そのものを根本から治せない事例が多発しています。

これは、治療薬最新云々ではなく、胃酸抑制剤はどんなに進化し優秀になっても、一時凌ぎに過ぎないことを表しているのではないでしょうか。

タケキャブは、従来の治療薬からしたら、即効性もあるし、効き目も抜群だし、優秀な薬であることに間違いはありません。その反面として、「下痢が続いたり」「消化不良により吐き気がしたり、体重減少がみられたりもします。」

効きすぎる薬がゆえの宿命として、単純に症状を抑えるだけでなく、抑えすぎたゆえの二次弊害が巻き起こっているのです。

逆流性食道炎は、治療が薬を飲み続けるだけのものだとしたら、それはイタチごっこのようなものであり、大きな進展は見込めないとも言えます。

今後、年単位で最新治療薬は出てくるでしょう。しかし、逆流性食道炎を根治させる薬が出る期待はできません。やはり薬というのは、1日単位の効果でしかないからです。

「では、毎日飲めば効果が持続して症状がない状態が続くではないか」との考えもあるでしょうが、それは虚像に過ぎず、真の姿ではないので、薬を毎日飲んで寛解とは言い難いものがあります。

薬による治療に突破口はあるか?

逆流性食道炎の初期段階で薬は非常に有効と言えるのではないでしょうか。「強い胸焼け」「口の中が苦く酸っぱい」「ゲップが5分~10分おきに頻繁に出る」など、症状が強まり、自然と治すことは困難な時に薬の力は大いに役に立ちます。

重い症状も、薬を飲むこと日に日にやわらいでいくのですが、ある一定の水準で効果は止まります。

例えば、

「苦しい胸焼けは消失したけれど、喉の詰まりが消えない」

「ゲップの回数は明らかに減ったのだけど、1時間~2時間に1回は出る」

など、スッキリとしない状態で止まってしまうのです。症状が完全になくなるまで、薬を飲み続けたとしても、3ヶ月、半年と経過しても大きな変化が見えず、定期的に病院に通いして、ただ薬を貰って帰宅するの繰り返しという状態に陥ってしまうのです。

深い溝にはまって、その溝から抜け出せなくなった状態になるのです。その溝から抜け出す第一歩が薬の中止にあるのではないかと考えます。

薬依存から脱却して症状を抑えていく水準まで戻していくのが理想と言えます。

逆流性食道炎の治療薬の位置づけは?

私個人的には、治療薬は自転車の補助輪みたいなもので、やがては薬に頼らないのが理想です。

薬に頼る意味というのは、「胃酸逆流による食道の炎症を阻止させる為」「起きている症状を緩和して楽にする」2つの要素があります。

しかし、一度薬に依存してしまうと、薬で抑えることに体も慣れてしまいます。そうすると、薬を中止すれば反動は出ることは予測されますし、なかなか薬の闇から抜け出せなくなる面が出てきます。

大切なこととしては、薬を飲みながらも、薬を中止できるような私生活にもっていくことです。

薬で抑えられているからと「運動もやりません」「食事制限もしません」「お腹が出てもダイエットもしません」「お菓子、甘いパンなどは毎日食べます」「お酒も炭酸も飲みます」では、逆流性食道炎が治る可能性は凄く低いです。

現状、「逆流性食道炎が治らない病気」とされるのは、治療が不十分であることが一番の原因です。薬を飲むと並行して、規則正しい生活を送らないと状況は変わらないと言えます。

そもそもの考え方として「病気は病院で治療するもの」という考えが根付いてしまっている部分が問題です。逆食の場合は、個人の努力が大いに影響をすると言えます。

本人がその気になって、生活に注意しないとどうにもならないと言えます。治らないことを「そういうもの」「みんな治っていないから」「どうせ治らない」と正当化してしまうと扉はそこで閉じられてしまうことでしょう。

逆流性食道炎は、完全な完治は困難ですが、「症状が出ない状態を作る」水準は十分に可能な病気と言えます。着地点を見失わずして高みを目指して治療には励んでいくべきだと考えます。