逆流性食道炎に胸の痛みはある?

逆流性食道炎の症状が重い時は胸の痛みもあります。胸の痛みの特徴として、胸骨裏に痛みが走ります。この痛みを一番感じやすいタイミングは、食事を摂取した後です。

食後、胸骨の裏に痛みを感じたら、逆流性食道炎が原因でしょう。

食べた後が、最も痛みがでやすいです。食べ物によっては消化が悪かったり、刺激を与えたり、胃酸を多く分泌させたりします。

胃酸が食道の方に逆流すれば、食道の粘膜も荒れてしまうので胸が痛くなります。

胸の痛みだけとると、心臓や肺などの病気なのではないかと心配になったりしますが、「胸やけ」「ゲップ」「喉のつかえ」
「呑酸」
など明らかなる逆流性食道炎の症状が出ている場合は、心臓や肺などの病気とは考えにくいです。

胸の痛みが起きている他に何か別の症状が出ていないかをチェックすることで見分けがつきます。もし、「胸やけ」「ゲップ」「喉のつかえ」「呑酸」など一つでも症状が出ている場合は、逆流性食道炎の胃酸による胸の痛みである可能性が高まります。


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逆流性食道炎の胸の痛みはいつ治る?

私の経験上、胸の痛みは症状が重い時しか出ません。チリチリと胸が焼ける様な「胸やけ」症状があるうちは、しばらく胸の痛みは続きます。

きちんとプロトンポンプ阻害薬を飲んで、食事を注意すれば胸の痛みからは解放されるはずです。「胸やけ」に「胸の痛み」は付き物です。「胸やけ」が消えない限りは「胸の痛み」も付きまとうと考えて良いでしょう。

胸の痛みでお困りの方は、市販薬のガスター10などで対処せず、消化器内科を受診して、プロトンポンプ阻害薬である「タケキャブ」や「ネキシウム」などの強力な胃薬を処方してもらいましょう。

タケキャブとネキシウムは、胃酸分泌抑制薬の中では第一選択薬となっていますので、胸焼け症状を訴えれば処方されます。

「タケプロン30」「ガスター20」では作用が弱いので胸の痛みがスッキリとは消えません。「タケキャブ」「ネキシウム」辺りが良いかと思います。特に「タケキャブ」が早く効果を発揮し抜群の安定感があります。

胸の痛みは、胸やけ自体が治まらないうちは続きます。胸の痛みや胸の焼ける様なチリチリ感は、自然と治していくことは難しいので、病院でプロトンポンプ阻害薬を処方して早く治しましょう。

逆流性食道炎の胸の痛みはどんな感じ?

私が経験した胸の痛みは、チクチクと針さす様な痛みでした。ウォーキングをするだけでも、定期的に「チクッ」と痛みが一瞬襲ってきます。

もしかしたら、急に倒れてしまうのではないかとの不安に追いつめられます。ただ、逆流性食道炎の胸の痛みは、突然倒れると言う事はありません。

ただ、胸が痛いうちは安静にしておいた方が良いでしょう。当然、走り込みなんかは胸の痛みを誘発するので芳しくないです。

ゆっくり歩く程度にとどめておきましょう。胸焼けが落ち着けば、胸の痛みは自然と治りますので、ご安心下さい。逆流性食道炎の胸の痛みの元の原因は過剰な胃酸の分泌にあります。出過ぎた胃酸が食道に流れ込み、炎症を引き起こしているからです。

その元の原因となる胃酸を胃酸抑制剤で抑えてしまえば、痛みの引き金を排除できますので、痛みは落ち着いていきます。

口の中が酸っぱくなる症状が消えてくれば、胃酸が食道に流れていきていない状態ですので、胸の痛みは消えるはずです。ただ、胃酸により食道がどれくらい炎症を起こしてしまったかによって、その後の胸の痛み・違和感の引き方は変わってきます。

胸やけが長引いた人程に、胸の痛みが沈静化するまでに時間が掛かります。胸やけをした段階で放置したり我慢したりせず、素直に胃酸抑制剤を飲んで早めに治療をすることで、胸の痛みはすぐに引いてくれます。

ただ、胸焼けが長引いた場合は、食道が炎症を起こして粘膜がただれていますので、ちょっとした刺激に敏感に反応してしまいます。

例えば、熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛い物、酸っぱい物、炭酸などは、胸の痛みが起きているうちや落ち着いてからしばらくは控えた方が良いです。これらの刺激物が食道を通ると食道のあたりが不快感を感じます。

熱いお茶や沸騰したばかりの汁物などは注意が必要で、冷ましてから飲むようにしましょう。

逆流性食道炎の胸の痛みは危険サイン?

逆流性食道炎が重度化すると胸の痛みが出てきます。逆に言えば軽度のうちは胸は痛くなりません。軽度の症状としては、「ゲップ」「喉のつまり」「胃の不快感」などです。

重度になるとこれらに加えて、胸焼けが強く出てきます。「焼ける様なチリチリ感」「締め付けられる様な苦しさ」「胸がずっしりと重い」「呼吸が楽にできない」「胸の違和感が付きまといスッキリしない」など胸の症状が明確に出てきます。

こうなると薬なしでは1日中、胸の症状に悩まされる状態であり、何よりも苦しく辛い状態であり、まともに食事すら摂れなくなります。

この様な重度化した際に、胸の痛みが出てきます。胸の痛みは逆流性食道炎が進行してしまった場合に出るので、胸の痛みは危険信号でもあるのです。

逆流性食道炎の胸の痛みが出た際は、胃酸抑制剤を飲むのは勿論のことですが、私生活では主に食事面を注意していきます。まず食べ過ぎないことです。食事は7割くらいに抑えます。

食事内容も質素で油を使わない様なヘルシーメニューにしていきましょう。胸の痛みが落ち着くまでは、食事のコントロールは徹底させた方が良いでしょう。

逆流性食道炎と狭心症の違い

逆流性食道炎の胸の痛みは、狭心症の症状が非常によく似ております。

胸の痛みが襲うと、「もしかして心臓が悪いのではないか?」と不安になったりしますが、心臓は全く問題なくて、胃酸が悪さをしていたりするケースが逆流性食道炎の人は殆どです。


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狭心症は、心臓に血液を送り届ける血管が狭くなって心臓を動かす役割をしている心筋という筋肉に充分な血液や酸素が供給できなくなる病気です。

発作的に胸の痛みを感じるのが特徴です。

胸の奥が痛い、胸がしめつけられるといった痛みの他、胃のあたりや背中が痛むこともあります。

食道は心臓の裏側にあるので、逆流性食道炎で胸が痛むとちょうど心臓の位置に痛みを感じるのです。全く別の病気でありながらも同じ様な症状が出ると言う事です。

狭心症の症状は?

狭心症の代表的な症状は?

  • 胸が圧迫されるように重苦しい
  • 胸の奥が痛む
  • 胸がしめつけられる
  • 胸が焼け付くように痛い

痛みの程度は、違和感程度のものから、冷や汗が出るほどの強いものまであります。これらの症状は逆流性食道炎でも起こり得る症状ですので、ここだけ見ると見分けがつきません。

ただ、大きな違いは普通は1分から10分以内に症状は消失すると言う事です。

また、胸の中央部が痛むことが多いのですが、放散痛といって胃のあたりや背中が痛んだり、のどの痛み、歯が浮くような感じ、嘔吐、呼吸困難、冷や汗、左肩から腕にかけてのしびれなどの症状が出ます。

逆流性食道炎では、背中が痛んだりする事は少ないです。冷や汗、歯が浮くような感じ、左肩から腕にかけてのしびれなどの症状も出ません。

呼吸困難につきましても、胸やけで胸が苦しいはありますが、それで呼吸が「ハァハァ」と息切れしてしまい呼吸自体が苦しくなると言う事はありません。

この様に症状が似ている様で、狭心症特有の症状に大きな違いがあります。最も、「喉のつまり」「オナラが多い」「ゲップが多い」「お腹が空かない」などが併発しているのであれば、逆流性食道炎からの胸の痛みである可能性が高いです。

テキメンなのが、「天ぷら、脂身の多い肉、揚げ物、刺身」など油っこいものを食べた直後に、急に胸が焼けて痛み出した場合なんかは逆流性食道炎の疑いが強いです。

ポイントは胸の痛みだけで、判断せずに全体の症状と照らし合わせて点と線を結ぶと言う事です。

胸の痛みは、確かに狭心症でもみられるので混乱しがちですが、冷静に他に何の症状があるのか、リストアップして、それぞれの病気の代表的症状と照らし合わせてみると答えは見えてきます。

また、運動などをしていないのに突然痛みだし、30分以上、強い痛みや締め付け感が続く場合は、狭心症から心筋梗塞に進行している可能性があるので要注意です。

逆流性食道炎の胸の痛みは治る?

逆流性食道炎の胸焼け症状が引いていけば、胸の痛みも治まってきます。胸焼けは、「食べ過ぎ、飲みすぎ」のサインであり暴飲暴食をしてきた結末でもあるのです。

消化の悪い物、胃の刺激となる食べ物などの食べ過ぎは、胸やけを助長します。

毎日の積み重ねで、胃に負担をかけるような暴飲暴食をしていると、胸やけを引き起こすのは時間の問題です。一度、胸やけなどの症状が強く出てしまうと、人によってはなかなか治らずに何年も逆流性食道炎と付き合っていかなければならないこともあります。

胸やけは、その時々の暴飲暴食が悪かったからというより、日々の積み重ねが蓄積されて起こることの方が多いです。日頃は好き勝手に美味しいものを食べたいだけ食べるような生活を送っていると、どこかでガタがきてしまうことは否めません。

胸やけをしたことのないうちは、「まさか自分が」と過信している、或いは「胸やけが起きるなんて想像もつかない」など、どのくらいの量でも以行き過ぎにあたるのかの加減が分からないまま暴飲暴食を積み重ねてしまい、突如、激しい胸の痛みに襲われるパターンはよくあります。