逆流性食道炎にコーヒーは?

コーヒーには、胃酸の分泌を活発にする作用があります。

つまり、健康な人が食後にコーヒーを飲むと、胃の働きが
促進されて消化が進みます。

しかし、胃酸過多や胃潰瘍の人が大量にコーヒーを飲むと、
胃液によって胃壁が荒れてしまいます。


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カフェインを摂取すると血液中のcAMPと呼ばれる物質の濃度が
上昇しますが、このcAMPは胃酸細胞におけるプロトンポンプの
働きを活発化させます。

胃酸の分泌にはこのプロトンポンプというプロセスが大きく
関係しているので、最終的に胃酸の分泌の増加につながるのです。

逆流性食道炎で処方される薬は、このプロトンポンプの働きを
抑制するプロトンポンプ阻害剤が使われています。

逆流性食道炎の人は、コーヒーを1杯でも飲んではいけません。

コーヒーとタバコの組み合わせは逆流性食道炎には最悪?

コーヒーとたばこの組み合わせは逆流性食道炎の人にとっては
至上最悪の組み合わせです。

たばこは胃粘膜の血流を阻害し、粘膜が持つ防御機能を弱めてしまいます。
そこへコーヒーによって胃液が大量に分泌されれば、胃壁はひとたまりもなくなります。

胃の防御力が弱っているところに、更に追い打ちをかけるかのように
胃酸を増やせば、もう胃酸の逆流はどうにもならなくなります。

コーヒーを飲みながら煙草を吸うと言うのは、喫茶店では
当たり前の光景ではありますが、それは健康的な人なら大丈夫ですが、
逆流性食道炎の方は両方ともダメです。

紅茶は逆流性食道炎には良くない?

コーヒーと紅茶を比較すると、1gあたりのカフェインの含有量は
コーヒーよりも紅茶の方が3割前後多く含まれていますが、
カップ一杯分で比較すると一般的にコーヒーの方が紅茶
より3~4倍多いと言われています。

どちらかと言えば、紅茶の方が胃にかかる負担は少ないと
思われますが、逆流性食道炎の人は紅茶も飲んではいけません。


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カフェインは胃酸を増やす?

カフェインは強力な胃散分泌の刺激物質であり、お茶やコーヒーの
摂取により胃酸分泌が亢進します。

また、カフェインは食道の筋肉をゆるませ胃内容物の逆流を引き起こします。
二重の意味で逆流性食道炎を招く原因と言えそうです。

カフェインは、胃酸を増やし食道の筋肉を緩ますので、
胃液の逆流が起こりやすくなります。

カフェインの薬理作用

中枢神経興奮に作用する

カフェインは脳や延髄などの中枢神経系を興奮させる働きがあります。

これにより、思考力が速くなったり、
眠気や疲労を除去したり、運動の機能を高めたりします。

骨格筋に作用する

カフェインは骨格筋に直接作用して、
筋肉の収縮を増強し、疲労感の減退などに作用します。

心筋に作用する

カフェインは心筋に直接作用して、
心筋興奮(収縮増加・拍出量増加)をおこします。

また、末梢血管などにより、二日酔いに効きます。

利尿効果に作用する

カフェインが腎臓の血管を拡張することに作用し、
血流量が増加し、尿の生成を増加させます。

老廃物や疲労物質などを排出します。

胃酸分泌促進に作用する

カフェインは胃酸の分泌を促進します。

但し、獲り過ぎは偏頭痛の原因になったりしますので注意が必要です。

カフェインを含む飲み物はみんなダメ?

コーヒー、紅茶、抹茶、ココアなどはカフェイン含量が多い飲み物は
胃酸の分泌を亢進させますので飲まない方が良いです。

もし、カフェインの飲料を飲みたい場合は、逆流性食道炎の
症状が落ち着いている事が大前提です。

その上で以下の点を注意しながらカフェインを飲みましょう。

  


  ・できるだけ薄いコーヒーにしましょう。
  ・空腹時を避けましょう。
  ・何杯も飲まないようにしましょう。
  ・ミルクを入れるようにしましょう。