「パリエット」は胃酸の分泌を抑える薬です。

逆流性食道炎や、胃潰瘍の治療によく用いられます。
「パリエット」は、プロトンポンプ阻害剤です。

「プロトンポンプ阻害薬」と言われる胃壁の細胞に作用して、
胃酸の分泌を抑える薬です。


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胃酸の分泌を抑える薬にはH2ブロッカーであるガスター10などがありますが、
それに比べてプロトンポンプ阻害薬はより強力に胃酸の分泌を抑えて
作用時間も長時間続くとされています。

壁細胞は英語で「Parietal Cell」といいます。

Parietalからalを取りPariet(パリエット)と命名されました。
一般名はラベプラゾールです。

パリエットの働き

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パリエットは、酸分泌抑制薬です。

胃酸の分泌を強力におさえ、胃酸の悪い影響をなくします。

胃潰瘍や逆流性食道炎の治りが良くなり、胃痛や胸焼けもやわらぎます。
アスピリンや鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)が原因の胃潰瘍にも有効です。

他には、胃炎や胃潰瘍をはじめとする さまざまな胃病変の原因菌
「ヘリコバクター・ピロリ」の除菌にも用います。

この場合、他の2種類の抗生物質と併用します。

この薬で胃酸を少なくすると、
胃内での抗生物質の効き目がよくなり、除菌成功率が高まります。

パリエットの特徴

パリエットは 胃酸を分泌する「プロトンポンプ」の働きを
ブロックする作用を持つため、「プロトンポンプ阻害薬」とも呼ばれます。

パリエットの弱点として、


・薬を飲んでから効果発揮するまで時間が掛かる。
・夜間の胃酸分泌抑制効果が弱い
・投与日数の制限がある

プロトンポンプ阻害薬の発売と歴史

オメプラール(オメプラゾール)1991年発売
タケプロン(ランソプラゾール)1992年発売
パリエット(ラベプラゾール)1997年発売
ネキシウム(エソメプラゾール)2011年発売
タケキャブ(ボノプラザン)2014年発売

プロトンポンプ阻害薬は新しいもの程に改良されて
効果も高くなっています。

パリエットの特徴として、


・強力な胃酸分泌抑制効果
・効くまでに少々時間が掛かる
・主に日中の胃酸の分泌抑制に効果的で夜間は効果が弱い
・投与制限がある

パリエットは即効性に弱く、昼間には効果があるけど、夜間は効果が薄い
という感じです。

症状が重い時や、24時間継続的に逆流性食道炎の症状に苦しんでいる方は、
第一にタケキャブを推奨します。


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パリエットの副作用について

パリエットの主な副作用として、発疹、じんま疹、かゆみ、下痢、
軟便、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、便秘などが報告されています。


・呼吸困難、じんま疹、めまい
・発熱、貧血、歯肉出血や皮下出血
・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
・発熱、から咳、呼吸困難
・発熱、広範囲の赤い発疹、眼・口・陰部のただれ
・尿量減少、むくみ、発熱
・吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、意識障害
・筋肉痛、脱力感、赤褐色尿

パリエットのジェネリック医薬品

一般名はラベプラゾールナトリウム(ラベプラゾールNa)です。

先発薬はエーザイ株式会社が開発・販売している「パリエット」で、
錠剤として5mg、10mg、20mgの3種類が販売されています。

後発薬として販売されるときには、
「ラベプラゾールナトリウム(ラベプラゾールNa)」
が商品名に使用されます。

ラベプラゾールナトリウム錠と表記されている後発品

富士フィルムの

ラベプラゾールナトリウム錠10mg(FFP)
ラベプラゾールナトリウム錠20mg(FFP)

ニプロ株式会社の

ラベプラゾールナトリウム錠10mg(NP)
ラベプラゾールナトリウム錠20mg(NP)

辰巳製薬の

ラベプラゾールナトリウム錠10mg(TCK)
ラベプラゾールナトリウム錠20mg(TCK)

などが後発医薬品として販売されています。

ラベプラゾールNa錠と表記されている後発品

日本ジェネリックの

ラベプラゾールNa錠10mg(JG)
ラベプラゾールNa錠20mg(JG)

陽進堂の

ラベプラゾールNa錠10mg(YD)
ラベプラゾールNa錠20mg(YD)

などが後発医薬品として販売されています。

逆流性食道炎にパリエット(ラベプラゾール)は効かない?

パリエット10mgで効かないのであれば、パリエット20mgに
変更してみる価値はあるかもしれません。

胃酸抑制剤の効き目の順として、

パリエット>ネキシウム>タケプロン

でパリエット特に20mgが最強です。

パリエット20>ネキシウム20>パリエット10>ネキシウム10

それぞれ通常量、高用量ありもちろん高用量の方が強いですが
メーカーのデータによるとネキシウムの高用量とパリエット通常量が同じぐらいです。

酸分泌抑制のデータをみると若干ネキシウムのほうが効果が高いです。
それでも一番強いのがパリエット20mgです。

保険適応の関係などでパリエット、タケプロン、オメプラゾールの
高用量は基本的に8週を超えて投与することはありません。

もし、パリエット20mgを飲んでも、症状の変化が全く
改善されない場合は、医師に薬を変更して頂く必要があります。

ここ最近になって開発された、「タケキャブ」を飲んだ方が
即効性があり24時間持続するので、期待できるでしょう。

タケキャブはタケプロンの進化型でタケプロンの
弱点をなくしたのがタケキャブです。