逆流性食道炎は非常に厄介な病気で、一度なってしまうと、
薬を飲むだけでは中々治癒に向かわない病気です。

ですから常日頃の予防が大事になってきます。

・一度に食べ過ぎない

食べすぎてしまうと、胃の働きが悪くなってしまいます。

食べ過ぎは胃と食道の間にある「噴門」が開きやすくなってしまいます。


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この「噴門」が開くと、胃酸が逆流しやすくなり、
食道内が荒れて、逆流性食道炎になってしまうのです。

満腹に食べないと気が済まない、満腹に食べる癖のある人は、
腹8分目にコントロールする必要があります。

これは、意識をすれば必ずできる事です。
ついつい食べ過ぎてしまうのは我慢ができないからです。

逆流性食道炎を本気で治して行こうと言う気持ちがあるなら、
腹8分目を徹底させていきましょう。

参照:逆流性食道炎の食事は回数は1日3回で腹八分目が理想?

・食べて3時間は横にならない。

食事をすると、食べ物は食道を通り胃に入ります。

その時に「噴門部」という筋肉でできた胃の入り口が開き、
食べ物を通し、また閉じる仕組みになっています。

食べた物は、胃の中に2~3時間とどまり、
その後十二指腸へと送られます。

この2~3時間は、入ってきた食べ物を消化しようと、
胃酸の分泌が活発になります。

この2~3時間の間に横になってしまうと、当然に
胃酸は逆流してしまいます。

胃酸が食道にとっては、非常に良くない液体です。
胃酸は「酸」と言うくらいですから、強い酸性の液体です。

胃の中は、胃の粘膜で保護されているため傷つくことはありませんが、
食道は粘膜で保護されていないため、
強い酸性の液体が逆流してくると炎症を起こしやすいです。

だから、胃酸は胃から上の食道に上げてはいけないのです。
横になる事で、胃酸が食道に流れていってしまいます。

それを防ぐ為にも、食べてから3時間は横になってはいけません。
これを守らないと、胃酸は食道を通り、酸っぱい液体が口の中に
こみ上げてきて、ほろ苦いまずい液体を味わう事になります。

噴門部は筋肉ですから、機械のように完全に物の行き来を
シャットアウトしてくれません。

食べてすぐ横になることで、噴門部からじわじわと
胃酸が食道の方へ漏れていきます。

・姿勢を正す

普段の姿勢にも気をつけましょう。

腰を曲げた状態や前かがみなどは、
胃を圧迫する無理な姿勢です。


そうすると腹圧によって胃が押されることで、
胃の内容物が押し上げられてしまいます。

食べ過ぎて猫背でいるというのは、
お腹を圧迫させる最悪のパターンです。

・肥満の解消

肥満気味の方は、腹圧が高まることによって
胃液が逆流しやすくなります。

また胃食道逆流症の原因のひとつに挙げられる
食道裂孔ヘルニアになりやすいと言われています。

肥満である事自体が逆流性食道炎を誘発させています。
まずは、痩せる努力をする事が大事になってきます。

食生活に気をつけた上で毎日運動によって減量を試みましょう。


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ウォーキングなどの有酸素運動を毎日30分間以上
行うだけでも十分なダイエットになります。

参照:逆流性食道炎は痩せる病気?体重が落ちる理由は

・タバコ

タバコの煙によって胃が刺激され、
胃酸を多く分泌してしまいます。

タバコの煙を吸い込むと、胸内部の圧力が高まり、
胃液を上へ押し出す力が働き、胃液・胃酸の逆流が起こりやすくなります。

また、タバコに含まれている様々な有害物質・そしてニコチン等は、
食道の粘膜に対して、大変悪い影響を与えます。

タバコを吸うと、唾液の分泌が低下するので
唾液が胃酸を中和する働きが弱ります。

その結果、胃酸が逆流した時にタバコを吸わない時より
強い酸が食道の粘膜に接触することになることも症状を悪化させる一因です。

他にもタバコは、胃や十二指腸の粘膜の防御能が低下させるので、
逆流性食道炎の人がタバコを吸い続けていると
胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症するリスクが高くなります。

タバコは色んな意味において胃の敵である事に間違いありません。

タバコを吸っていない方も気おつけなければならないのは、
周囲が吸っていないかです。

家族が吸っている場合は、
外で喫煙してもらうようにするとかしないと胃を守れません。

あとは、タバコを吸っている友人とかいる場合は、
一緒にいる時は控えてもらいましょう。

もっとも、タバコを吸っている人とは付き合わない様にした方が良いです。

あとは、タバコが吸える飲食店などへの出入りは極力避けましょう。

自分が吸っていなくても、タバコ臭い店の中にいるだけで、
タバコを間接的吸う事になるので胃の調子が悪くなります。

タバコは自分が吸わないから大丈夫ではなく
世の中にはタバコを吸う人が沢山いるから油断はできません。

参照:逆流性食道炎はタバコを吸うと悪化する?

・アルコール

アルコールは胃の内容物の食道への逆流を防ぐための
下部食道括約筋を緩めたり、食道の蠕動運動を低下させて
胃酸の逆流を引き起こします。

アルコール類は一切断つ覚悟が必要です。

アルコールを辞められないと言う事は、
将来的には慢性的な胃酸の刺激を受けた食道に癌が
発症する可能性を高めさせているということです。

アルコールは依存度が高く、辞められないものですが、
目の前の誘惑に負けていては、自分の体を守る事ができなくなります。

参照:逆流性食道炎にお酒アルコールはダメ?