胃酸過多とは胃酸が多く発生している状態を指します。

食べたものの消化が行われるときには胃酸が分泌されます。

この胃酸が通常より過剰に分泌されてしまう病気のことを、
胃酸過多症といいます。

胃酸は健康の人の場合、何か消化すべき食べ物がなければ分泌されません。


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しかし、胃酸過多症を引き起こした人の場合には、
胃の中に食べ物があるかどうかに関係なく胃酸の分泌が行われます。

胃酸過多になると、様々な症状が出てきます。

吐き気

胃酸過多になると胃酸が逆流してくるので、口の中に苦い水や
霧状の胃酸が食道から喉を圧迫して、吐き気を起こします。

喉が圧迫された感じとなり、ゲップをする事で一時的に吐き気が
治まりますが、少し経つとまた喉が圧迫して吐き気がするの繰り返しです。

ゲップをして一時的に楽になっても、胃酸は多く胃の中で分泌
されていますので、なかなかすぐには治まりません。

勿論、喉が圧迫しなくても吐き気が慢性的に続く場合もあります。

胃酸過多による吐き気は、下手をすると嘔吐につながります。

嘔吐してしまう時は、食べ過ぎてしまった時です。

満腹に食べてしまって、喉がひっかかる様な違和感を感じている時は、
嘔吐の前兆といえます。

こうした時に、吐き気を助長する様な行為をすると、嘔吐してしまいます。

例えば、乗り物に乗るとかです。車、電車、バスなどのガタガタ揺れながら
著しく景観が変わる乗り物に乗ると、吐き気が増して嘔吐してしまいます。

他には、椅子に座る行為も腹部が圧迫されて逆流しやすい状況ですので、
吐き気がしているうちは、立っていた方が無難です。

胸焼け

胃酸過多になると胃液が食道のなかに逆流し、食道内に長時間とどまるため、
食道に傷ができたり炎症が起こります。

食道には通常、粘液はほとんどありませんので、胃酸が侵入してくると、
食道の壁の表面の細胞が傷つけられてしまいます。

食道に胃酸が流れ込んでいると、ムカムカしたり、胸の痛みや、
胸が焼けるように熱く感じるような症状で「胸やけ」
が出てきます。

胸焼けが続くという事は、胃酸過多になっている状態を意味するのです。
逆に言えば、胃酸を減らさない限りは胸焼けは続くという事です。


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口臭

胃酸過多になると胃酸が口の中にまで上がってきます。

これは分泌されすぎた胃酸が食道の方にまで逆流してくることで
胃酸の臭いが口臭として臭ってしまうからです。

胃酸による口臭は自分では感じにくいです。

それは、同じ臭いを嗅ぎ続けるとすぐにその臭いに対して
感受性が低下してしまうからです。

常に嗅いでいる自分の口臭が自分では気付きにくい状態となっています。

それでも、唾液の味を確かめれば、ほろ苦い水をを感じる事でしょう。
その苦い水である胃酸の酸っぱい臭いは、周りから非常に敏感に察知されます。

自分の息を第三者に嗅がれてしまうと、悪臭の様な匂いを感じる事でしょう。

日常で、あまり人と接しない場合は口臭であっても口臭と気づきにくいので、
ある意味では支障はないでしょう。

下痢

胃酸過多になると胃が傷つきます。

胃は食べたものをドロドロに溶かし腸で栄養を吸収しやすくする役割があります。

しかし、胃酸過多で胃が傷つくと胃としての機能が低下します。
胃が弱ると消化不良の状態になるのです

そうすると、食べたものが胃に入り、うまく消化しきれずに
腸に流れる結果、消化不良を起こし下痢になります。

胃炎がひどかったり、潰瘍ができていて出血をしている場合、
便に血液と胃酸が混じり黒い便が見られることもあります。

黒い便は出血が継続している証拠でもあるので、
すぐにでも胃カメラ検査を受けた方が良いです。

自分の便を確かめないと、気づくのが遅くなり進行してしまうので、
胃の調子が悪い時は、便の色まで確認しておく必要はあります。