半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)は、胃腸の働きをよくして、
食欲不振や胃もたれ、吐き気や嘔吐、お腹のゴロゴロ、下痢などに効果あります、

逆流性食道炎の症状である胃腸の炎症を抑える効果があるので、
胃酸抑制剤と一緒に処方されることもあります。

半夏瀉心湯は逆流性食道炎の吐き気に効果ある?

半夏瀉心湯は、吐き気がする場合に有効な漢方薬です。

半夏には吐き気などを抑えてくれる効果があり
瀉心には胃もたれなどから起こる場合の胸のあたりのつかえ感や
精神的なことから起こる胸のつかえ感を軽減してくれます。


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いずれも逆流性食道炎ではよくある症状ですので、
半夏瀉心湯は適した漢方薬と言えます。

胃酸抑制剤を飲んでも、吐き気が慢性的に続いており、
吐き気が抜けない場合は、半夏瀉心湯を飲むことでスッキリします。

半夏瀉心湯が向いている人

・小さな事を気にして、精神的に不安定
・食後に吐き気を起こす
・慢性的に吐き気が続いている
・みぞおちのあたりのつかえ
・食欲不振で腹がゴロゴロと鳴る
・ゲップ、胸やけ

体力は中くらいが理想の漢方薬ですので、
体力が弱い人には向きません。

半夏瀉心湯の効果

半夏は、自律神経を安定させます。

生姜・甘草・大棗は、胃に停滞している水分を尿として流し、
水分代謝をよくして、吐き気、ゲップ、腹鳴、下痢などの症状を緩和します。

黄連・黄ごんは、胃の炎症を鎮める働きをもっています。
黄連・黄ごんは人参とともに、みぞおちのつかえをとります。

胃腸の調子を整えることによって、眠れないという症状を緩和していきます。

半夏瀉心湯はどんなふうに効くの?

半夏瀉心湯は、「気」が上から下に飲食物を運ぶ流れを助ける生薬、
飲食物の「気」が肺に上がっていくのを助ける生薬、
胃腸を守る生薬の3種類の生薬を組み合わせた処方です。

漢方で考える胃腸のはたらきに総合的にアプローチし、症状を改善していきます。

半夏瀉心湯の味は?

半夏瀉心湯は苦いですので、漢方薬を口に入れたら、
即行で水で飲み込んだ方が良いでしょう。

半夏瀉心湯には甘みがないので味わう余裕はありません。

それでも、吐き気がする人にとっては、良い刺激になるので、
その苦みが起爆剤となり、気分転換になったりします。

逆流性食道炎の吐き気は、口の中に酸っぱい水が上がってきている
状態ですので、その酸っぱい水が吐き気を助長しています。

そこに、半夏瀉心湯の苦みを投入することで、
気持ちを紛らわす事ができます。

ただ、苦みのとらえ方は人それぞれですので、
逆に気持ち悪くなってしまう人もいます。


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半夏瀉心湯の副作用は?

半夏瀉心湯は体力が中くらいの人が飲む漢方薬ですから、
少し胃腸に負担がかかります。

その為、胸やけ、ゲップなどの症状が醜くなる場合があります。

吐き気を抑える為に飲んだは良いが、かえって胸やけ、ゲップなどの
悪化を招いてしまったなどという事はあります。

こんな方は半夏瀉心湯が合わないかもしれません。

・ゲップが多い
・お腹が空かない
・運動不足
・豚肉、牛肉を食べると胃が調子悪くなる
・ご飯は、お粥でしか食べらないくらい弱っている
・油料理は一切食べられない状態
・食欲不振で痩せている
・胃酸抑制剤だけで症状が抑えきれていない

この様な場合は、胃が弱っている状況ですので、
半夏瀉心湯は重いかもしれません。

半夏瀉心湯を重いと胃が判断すれば、更なる悪化を招いてしまいます。
胃の調子を整えようと始めた半夏瀉心湯が、かえって悪化していたら意味がありません。

半夏瀉心湯を試す場合は、飲みながら様子を見た方が良いでしょう。
その上で悪化する様なら止めましょう。

ただ、半夏瀉心湯は吐き気には即効性がありますが、
逆流性食道炎の症状に対しては緩やかな効果しか期待できず、
すぐに変わるものではありません。

副作用については大変個人差があるので、
副作用が出ない人は出ません。

副作用が出た場合は、六君子湯に切り替えた方が良いでしょう。
六君子湯は、体力が中等度以下で胃腸が弱く食欲がない時に向いている漢方薬です。