胃酸が逆流している状態ですと、「胸が苦しい」「吐き気」
「喉の圧迫感」「ゲップが出そうで出ない」などの辛い症状があります。

正常な状態では、胃液で食道が傷つかないように、
食道と胃の境目にある下部食道括約筋が、逆流しないようにしています。

この下部食道括約筋が緩むと胃酸は逆流し始めて、
食道粘膜が炎症を繰り返すと、細胞が変性してしまいます。

胃酸が食道に逆流を繰り返すと食道粘膜が胃粘膜に近い粘膜に置換されます。
この粘膜をバレット粘膜といいます。


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この粘膜をバレット粘膜は、食道腺癌(バレット腺癌)に移行すると考えられています。

胃酸逆流を食い止めなければ癌にまでなってしまう恐ろしいものです。

そこで、胃酸逆流対処法を紹介します。

・白湯

白湯を飲むことで、濃くなった胃酸を薄める事ができます。
胃酸を薄くすれば、必然的に辛い症状が一時的に緩和します。

あとは、食道にまで上がってきてういる胃酸を洗い流す事ができます。

例えば朝起きた時は、夕食を済ませて10時間以上が経過してますから
空腹の状態となっているので胃酸の濃度が高まって刺激が強くなり、
胸焼け症状を伴うことが多いです。

朝起きて「胸やけ」「ほろ苦い水の味がする」などの症状がある場合は、
真っ先に白湯を飲んで食道の胃酸を洗い流すとともに、胃の中で大量発生した
胃酸を薄める必要があります。

朝起きた時だけでなく、食間についても同じことです。
朝飯や昼飯を食べて2~3時間後の食間で白湯を飲むのも良いでしょう。

胃酸が上がる時間帯に白湯を飲む癖をつければ、食道を守る事ができます。

ただし、注意としては白湯は熱すぎない様にすることです。

胃の温度は40℃前後と、体温より少し高めです。
白湯の温度は40℃~60℃くらいの温度にすると良いでしょう。

これ以上の温度だと胃への刺激が強く、胃の内壁が低温やけどを起こすこともあります。
ただでさえ胃酸が上がって弱っている食道もやけどしてしまいます。


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・ガム

ガムを噛むと、唾液がたくさん出ます。

唾液は食道に逆流した胃酸や食べ物を、胃へ洗い流す効果があります。

また、唾液は弱アルカリ性のため、食道に残った酸性の胃液を
中和させる効果もあり、炎症を少なくします。

更には、唾液にはアミラーゼという酵素が含まれていて、
食べ物の消化をスムーズにする働きがあります。

ガムを噛むことで消化が進めば、逆流を起こりにくくなるのです。
逆流性食道炎の人は、胃腸機能が低下しており消化に時間が掛かります。

その為、胃の中で食べたものがなかなか消化せず残っています。
胃酸の分泌は、食後1~2時間後まで続きます。

その間、胃酸の逆流も起こりやすい状態なので、
食後1~2時間後にガムを噛むことは有効的な手段と言えます。

ただ、甘いもの、脂っこいもの、油料理など、何らの食べ物が原因で
食後に胸が苦しい、重いなどの症状が出た場合は、すぐにガムを噛んだ方が良いでしょう。

食後すぐにガムを噛み20~30分噛み続ければ、胸の苦しさも
大分緩和してくるでしょう。

逆流性食道炎は、食べて良い・悪い食品の見分けに個人差があり、
判断が難しく、実際食べてみないと分からないケースがあります。

試しに食べたは良いが、胃酸分泌が過剰となり、胸が苦しくなってしまった
なんて事は、しばしば起こりえます。

そうした時は、ガムを噛んで対処しようという心構えが必要です。

胸やけするのが怖くて食べられない食べ物も実は大丈夫だったりします。
食べられる食べ物の幅を広げる事は、食生活をより豊かにして、
食事をする楽しさや、料理の幅を広げる事に貢献します。

食べて良いか悪いか分からないから食べないで我慢するよりかは、
チャレンジもある意味では必要であるといえるでしょう。

ただ、明らかに胃の刺激や胃酸分泌を高める様な食べ物はNGです。

例えば、「カレー」「てんぷら」「寿司」「ケーキ」「さつまいも」
など一例に過ぎません。