タケキャブとは?

平成27年2月26日、タケキャブの販売が開始されます。

タケキャブとは、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー
(Potassium-Competitive Acid Blocker:P-CAB(ピーキャブ)
と呼ばれているもので、タケキャブの製造販売元の武田薬品のタケダの
ピーキャブという事でTakecab(タケキャブ)と命名されたそうです。

一般名は、ボノプラザンです。

同じく武田薬品から販売されているPPI、タケプロンの後継品となります。

タケキャブは体内で代謝を受けることで活性化する薬ではありません。

プロトンポンプに存在するカリウムイオンを直接阻害するため、
投与初日から最大の効果を得ることができます。

同様に、代謝による活性化が必要ないため、個人差も少ないです。


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酸にも安定であるため、作用部位(分泌細胞)に長く留まることができます。
分泌細胞中での半減期(薬の濃度が半分になる時間)は約24時間であるとされています。

この様にタケキャブは即効性があり、その作用が24時間に渡り持続します。
このため、4週間の服用で94%、8週間では、実に96.4%という良好な治癒率となってます。

従来のプロトンポンプ阻害剤は、効果が出るまでに時間がかかったり、
個人差があって人によっては効果を感じない場合などがありました。

その懸念は、タケキャブにはなく、効果はすぐに実感することができて、
人によって効果を感じないという事も少ない薬です。

強力に胃酸を抑制するタケキャブによって、重症例にも投与早々から、
効果が現われている救世主となっています。

タケキャブの短所

タケキャブの胃酸分泌抑制効果は強力であるため、
胃酸で死滅するはずの細菌などが死滅できずに、
肺炎や腸内感染症のリスクが高まる懸念があります。

また、長期服用では鉄の吸収低下による貧血や、
カルシウム吸収低下による骨粗鬆症などの心配もあります。

タケキャブは新薬ですので、歴史が浅い側面があり、
これらの懸念が晴れている状況ではないという点はあります。

症状が重い時は、1日1回20ミリグラムで、症状が落ち着いても尚、
症状が出ている場合は長期服用することになりますが、
その場合は1日1回10ミリグラムに減らし、服用します。

ネキシウムとは?

ネキシウムは、2011年に発売された薬です。

世界初のPPI(プロトンポンプ阻害薬)としてオメプラゾールがあります。
実は、このオメプラゾールとネキシウムは、ほぼ同じ有効成分となります。

ネキシウムは胃酸分泌の最終過程で機能するプロトンポンプを選択的に
阻害することで、強力な酸分泌抑制効果を発揮します。

日本では、1991年にオメプラゾールが承認されて以降、タケプロン、パリエットが
臨床使用されており、ネキシウムは国内で4成分目のPPI製剤となります。


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ネキシウムは、他の消化を助ける薬や粘膜を保護して再生を促進する薬といった、
各社から販売されている薬の機能を全て集約しています。

それだけの機能を持ちながら一日一回の服用で済み、副作用も少なく、
薬自体の値段も安いため、続けて飲んでも安心できる薬です。

特に胃粘膜の再生を促進する効果に非常に優れていることから、
出血を伴うような深い傷を作る胃潰瘍や十二指腸潰瘍になっても、
奇麗に、しかも既存の薬よりも早期に治すことが可能となっています。

タケキャブとネキシウムの効き目が現れる差は?

ネキシウムは治療薬として優れた効果を発揮しますが、
逆流性食道炎の症状である胸やけ、喉のつまりなど重く辛い時に
即効性を期待することはできません。

タケキャブは即効性、持続性、誰にでも効きやすいといった特徴を持ちます。

そのため、重度の胸やけ、重度の喉の圧迫感などに即効で効きます。
辛い症状から早くて30分程度で薬の効きを実感することができます。

タケキャブは酸による活性化が必要ないので、
投薬1日目から強力な酸分泌抑制作用を有します。

従来のPPIは酸による活性化が必要なので、
血中濃度が安定し最高レベルまで達するのに3、4日必要でした。

その為、薬を飲んでも胸やけがすぐに楽にならず、
薬を飲んでいる実感がわかない状況だったのです。

「本当にこの薬で効くのか?」と疑問に思うほどに、
効くまでの時間が3日以上と長かったのです。

タケキャブは効き始めてから、その効果は24時間持続してくれるので、
症状が長く安定してくれます。

また、人にとってのバラつきがないため、誰が飲んでも一定の効果が期待できます。

症状が辛いから早く何とかしたい場合は、タケキャブの方に軍配が上がります。

タケキャブもネキシウムも効かない理由は?

現在発売されている中で、最も効果の高いタケキャブやネキシウムが
効かないとなると、私生活が悪い事が考えられます。

いくら優秀な薬を飲んでいたとしても、胃酸分泌を促進する様な
行動を取っていては防ぎきれません。

特にタケキャブを飲んでも、「ゲップがよく出る」「胸やけが消えない」
「喉の圧迫感が続く」などの場合は、私生活の何かが悪い事が考えられます。

例えば、

・菓子パンを毎日食べている
・脂肪の多い豚肉、牛肉を食べる習慣がある
・酒、たばこが辞められない
・1日中座りっぱなしで運動しない
・猫背で座る事が多い
・夜更かしすることが多く睡眠不足
・人間関係で悩んでいる
・イライラすることが多い

以下のように規則正しい生活を送ることから心がけます。

・食生活

食事を根本的に見直す必要があります。

・ご飯はお粥にする
・パンは白パンにする
・肉は鶏肉を中心にする
・油はオリーブオイルに絞る
・揚げ物、天ぷらなど、油をたくさん使う料理は食べない
・果物は、りんご、バナナ、洋ナシ、桃を中心として、
 それ以外の酸味のある果実や消化の悪い果実は一切やめる

・甘いものは一切やめる(砂糖が豊富に入るもの)
・冷たい飲み物をやめて、温かい飲み物を飲むようにする
・消化の悪いものは一切食べない
・偏らない様にバランスよく食べる
・食後1時間程度は立っていると良い
・辛い系統の料理は一切やめる
・炭酸飲料、お酒、柑橘ジュースは一切やめる

・運動

1日1時間以上はウォーキングをする
重症の場合は、1位間を朝晩2回

・姿勢

背筋を伸ばして座る。
猫背でいると腹圧が上がり逆流しやすくなる

中腰、前かがみ、うつ伏せ、重たいもの持つなどは避ける。